Saturday, August 8, 2009

チャート・ポイント:10年物国債利回りの点検

大きく株式市場の話題としては上がりませんでしたが、金利もここにきて6月上旬のレベルに近ずいてきました。今のところはインフレ懸念と言うより、景気回復に向けての正常化と需給問題が主な理由です。今週は国債入札もあり、また強めの経済データが出れば注目されるかも知れないので、ちょとチャートを入れときます。












Friday, August 7, 2009

週間インデックス・パフォーマンス

先週辺りから金融セクターが上昇スピードを上げ始め、今週は+10.44%でベスト・パフォーマー。個別銘柄のニュースや、ショート・スクイーズもありましたが、住宅・不動産が安定し始めたデータ、景気底入れ、そして雇用に関する見方の変化を織り込んだ感じですね。しかし、景気敏感セクター[工業、個人消費、素材・資源] も引きつずきアウト・パフォームしました。









チャート・ポイント: SPX, NYSE Adv-Dec







チャート:SP500指数、10年物米国債利回り




8月7日の 米国株式市況 Podcast

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Video Update 米国株式市況 8月7日09年




経済データでは:雇用統計、OECD景気先行指数

OECD景気先行指数

今日発表された6月のOECD景気先行指数数は95.7で、前月から+1.2ポイント。これで4ヶ月上昇。米国も4ヶ月上昇し、日本は今月でプラスに転じた。 OECDのウエブサイトはこちら


Source: OECD






























雇用統計

7月の雇用統計。注目の非農業部門雇用者数は予想-325Kに対し、-247K。過去2ヵ月分は上方修正され、6月-467K => -443K、5月-322K => -303K。これで、第二四半期平均は-422Kになり、第一四半期平均は-691K。くっきりと改善しているトレンドが今月は見えた。ただ、7月は季調の問題で統計がトレンド以上に上げた可能性がある事を考えて置く必要があります。つまり、良い方向に向かっているのは間違いないですが、その度合いに関しては注意すべき。

失業率は9.4%と、予想の9.6%を下回ったが、これは主に失業者と労働人口の低下からで、雇用が増えた分けではないです。それでも下がったのは去年4月以来。 平均週間労働時間は33.1で予想より0.1ほど高かった。


Source: U.S. Dept of Labor, Briefing.com, Federal Reserve Bank of St. Louis





























Thursday, August 6, 2009

チャート・ポイント: SPX


チャート:SP500指数、10年物米国債利回り




8月6日の 米国株式市況 Podcast

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Video Update 米国株式市況 8月5日09年






経済データでは:新規失業保険申請件数

ブル派の意見

上はゴールドマン・サックスのシニア・ストラテジスト、アビー・コーヘン氏。 下はシテイーグループ、米国株式チーフ・ストラテジスト、トバアイス・レヴコヴィク氏。今日CNBCでのインタビュー。


























新規失業保険申請件数

8月1日で終わった週の新規失業保険申請件数は550K(-38K)で、予想-580Kをしたまわり、3週間ぶりに低下。4週間移動平均は555,250(-4750)で、6週間下がりました。
季調問題が抜けて2週目、はっきりと改善している事が見えます。トレンドは良いですが、絶対数はまだまだ高いです。7月25日で終わる週の失業保険継続受給者数は631万人で4週間ぶりに上昇。

Source: U.S. Dept of Labor, Briefing.com




Wednesday, August 5, 2009

チャート・ポイント:SPX, BKX , DJR






チャート:SP500指数、10年物米国債利回り




8月5日の 米国株式市況 Podcast

Video Update 米国株式市況 8月5日09年




今日は:(DJR)ダウジョーンズ・REITインデックス、(BKX)KBW バンク・インデックス、(BAC)バンク・オブ・アメリカ、(WFC)ウエルズ・ファーゴ、(PNC)ピエヌシー・ファイナンシャル、(PG)プロクター・アンド・ギャンブル、(CSCO)シスコ、その他。

経済データでは:ADP民間部門雇用者数、 チャレンジャー・グレイ人員削減数、 製造業新規受注、
ISM非製造業景況指数、など。

製造業新規受注

7月の製造業新規受注は予想-0.8%に対し+0.4%と大幅に上回り、3ヶ月連続で上昇。
前月は+1.2%から+1.1%へ下方修正。非耐久財の伸びが国防関連と民間航空機の下げをカバーした形。設備投資の先行指標とされる航空機を除く非国防資本財は+2.6%で2ヶ月上昇。あと注目点としては出荷が+1.4%で11ヶ月ぶりにプラスに転じた。


Source: U.S. Census Bureau, Federal Reserve Bank of St. Louis, Briefing.com






















ISM非製造業景況指数

ISM非製造業景況指数。7月は46.4で予想の48.0を下回りましたが、6月47.0と比べると若干下がった程度。年初から改善していますが、製造業と比較するとそのスピードは遅め。ポジテイブなポイントは入荷遅延。今月は50.0で3ヶ月の内、2ヶ月50.0。水面下のトレンドはgetting better。ネガテイブなポイントはやはり雇用。今月は41.5対前月43.4。これに比べ、製造業は45.6対40.7でした。


Source: ISM, Federal Reserve Bank of St. Louis





ADP民間部門雇用者数

ADP民間部門雇用者数は7月-371K対予想-350K。しかし、改善トレンドは変わらず。
5月~6月は上方修正され、第二四半期平均-484K。第一四半期平均は-687K。


Source: ADP







チャレンジャー・グレイ人員削減数

チャレンジャー・グレイ人員削減数。7月は+97,373、前月比+30.9%で6ヶ月ぶりに上昇。前年同期比-5.7%で2ヶ月下げました。こちらも年初と比べれば改善していますが、1月~7月累積ベースは994,048(+71.6%)。雇用環境はまだ厳しいです。


Source: Challenger, Grey and Christmas


Tuesday, August 4, 2009

個人所得 、個人消費支出、貯蓄率

6月の個人所得は予想-1.0%に対し-1.3%で3ヶ月ぶりに下がりました。特別要因を除くと6月-0.1%、5月は-0.1%以下とされていますが、どちらにしても、所得の伸びは低く、雇用状況が改善するまではしばらく低調でしょう。賃金・給与は8ヶ月連続で低下。こういう意味でも金曜日の雇用統計は重要。個人消費支出は予想+0.3%に対し+0.4%で、非耐久財+1.7%が全体を引き上げた感じです。貯蓄率は4.6%で前月の6.2%から低下。


Source: U.S. Bureau of Economic Analysis, Federal Rerserve Bank of St. Louis