Thursday, September 17, 2009

チャート・ポイント: SPX

チャート: SP500指数、10年物米国債利回り


9月17日 の 米国株式市況 Podcast

Video Update 米国株式市況 9月17日09年




今日は:(FDX)フェデラル・エクスプレス、(ORCL)オラクル、その他。

経済データ: 新規失業保険申請件数、住宅着工件数、フィラデルフィア地区連銀製造業況指数

フィラデルフィア地区連銀製造業況指数

フィラデルフィア地区連銀製造業況指数9月分は、予想+8.0を大幅に上回る+14.1で、2ヶ月拡大。2007 年7月以来の水準。しかし、内容はヘッドラインほど強くなく、ややミクスなものでした。受注は+3.3と2ヶ月拡大したが前月より下がり、すごく上げたものは出荷+8.2と仕入価格 +14.9だけで後は逆戻りしているものもありました。

Source: Federal Reserve Bank of Philadelphia


住宅着工件数

8月の住宅着工件数は予想どうりの598K(+1.5%)で、過去2ヶ月分は上方修正されました。今月は9ヶ月ぶりの高さで、4ヶ月の内3ヶ月上昇。しかし、内容は主に+35.3%の集合住宅で、一戸建ては-3.0%。一戸建てが下がったのは6ヶ月ぶり。初回住宅購入者向け税控除が11月末で終わるので、その影響が出始めたかもしれない。現在、税控除の延長が当局で検討されている。住宅着工許可件数は予想583Kを下回る579K(+2.7%) 。

Source: U.S. Census Bureau, Briefing.com, Federal Reserve Bank of St. Louis






失業保険申請件数

9月12日で終わる週の新規失業保険申請件数は予想557Kを下回り、-12Kの557K。2週間連続で下がりました。前週は+7K上方修正され、557k。4週間移動平均は-8750の563Kで、同じく2週間連続の下げ。9月5日で終わる週の継続受給者数は6230Kで +129K。

2ヶ月半のレーンジから抜けていないものの、少しずつレーンジの下にまたちかずいてきました。


Source: U.S. Dept of Labor, Briefing.com



Wednesday, September 16, 2009

チャート・ポイント: SPX

チャート: SP500指数、10年物米国債利回り


Video Update 米国株式市況 9月16日09年




経済データ: 消費者物価指数、鉱工業生産指数、経常収支、住宅市場指数

住宅市場指数

住宅市場指数9月分は予想どうりの19で、3ヶ月上昇し、昨年の5月の水準まで戻した。

Source: NAHB


鉱工業生産指数

鉱工業生産指数。8月は+0.8%で予想 +0.6%を上回り、2ヶ月上昇。これは2007 年11-12月以来のことです。製造業は+0.6%で、こちらも2ヶ月上昇。幅広い業種で生産活動が上がったことが特徴で、自動車産業の盛り返しだけではないですね。勿論、ISM製造業景気指数などのデータとも合います。設備稼働率も69.6と、予想69.0 を上回り、2ヶ月上昇。しかし、レベルはまだ低いです。

Source: Federal Reserve Bank, Federal Reserve Bank of St. Louis





消費者物価指数

8月の消費者物価指数は+0.4%と、予想+0.3%よりすきし高めで、前年同月比では-1.5%。今月の上昇率の80%はエネルギー(+4.6%)がにようるもんで, それを除くと+0.1%。エネルギーと食品を除くコアー は予想どうりで+0.1%、前年同月比+1.4%。インフレの懸念が出るような内容でないですね。

Source: U.S. Dept of Labor, Federal Reserve Bank of St. Louis





Tuesday, September 15, 2009

チャート・ポイント: SPX

チャート: SP500指数、10年物米国債利回り


9月15の 米国株式市況 Podcast

「ポッドキャスト」の標題をクリックするとboxのサイトに飛
びますので、♪Playボタンを押してください。

Video Update 米国株式市況 9月15日09年




今日は: (BBY)ベスト・バイ、(KR)クローガー、(AA)アルコア、(X)ウエス・スチール、(GE)ジェネラル・エレクトリク、(CAT)キャタピラー、(ACI)アーチ・コル、その他。

経済データ:小売売上、卸売物価指数、NY地区連銀製造業景況指数、企業在庫

企業在庫

7月の企業在庫は予想-0.8%に対し-1.0%で、11ヶ月連続で下げました。しかし、その下落率はじよじょに少なくなってきていて、今月は昨年の11月以来の水準でした。売上は+0.1%で、2ヶ月上昇。売上在庫率は1.36まで下がり、これは昨年10月以来。

Source: U.S. Census Bureau, Federal Reserve Bank of St. Louis




NY地区連銀製造業景況指数

今日発表されたNY地区連銀製造業景況指数は9月の最初のデータ・ポイント。予想+15.55を上回る +18.88で、2ヶ月拡大し、2007年 11月以来のレベル。主なポイント: 受注は+49.84と、3ヶ月拡大。出荷は+5.34で、スピードは落ちたが、やはり3ヶ月拡大。受注残は-4.76で、ひきつずき縮小していますが,その度合いはかなり下がりました。在庫調整も13ヶ月つずいていて-25.00。雇用は-8.33でまだ弱いですが、週平均労働時間は+5.95と13ヶ月ぶりに拡大。6ヶ月先の予想は+52.29まで上がり、7ヶ月拡大。

Source: Federal Reserve Bank of New York.



卸売物価指数

卸売物価指数。8月は予想+0.8%(前月比)を大幅に上回り+1.7%。これは主にエネルギーが+8.0%だったことが原因でした。前年同月比は+4.3%。エネルギーと食品を除いたコアーも予想+0.1%を上回る +0.2%で、前年同月比は+2.3%。コアーはCARS(自動車買い替え)プログラムが特別要因で、自動車とトラック価格の上昇が引き上げていますが、これは短期的のもの。

Source: U.S. Dept of Labor, Federal Reserve Bank of St. Louis





小売売上

8月の小売売上げは予想+1.9%に対し +2.7%で、3年ぶりの高さ。これで過去4ヶ月の内、3ヶ月上昇。自動車を除くと+1.1%対予想+0.4%で、こちちらも4ヶ月の内、3ヶ月上がりました。自動車は+10.6%とCARS(自動車買い替え)プログラムの影響がくっきりと現れ、2001年以来の水準。自動車とガソリン・スタンドを除いても+0.6%としっかりで、特別要因だけではなく、幅広い品目の売上げが上昇したことがポイント。9月からはどの程度、自動車に対する潜在需要を8月に前倒ししたかが見所でしょう。

Source: U.S. Census Bureau, Briefing.com, Federal Reserve Bank of St. Louis