Friday, July 3, 2009

SP500: セクターの動き(1)

先ほどBespoke Investment Group のブログで50日移動平均線を使ったセクター別モメンタムのグラフを見た。S&P500の各セクターで、銘柄の何パーセントが50日移動平均線を上回っているかを表わしていて、現在の状態が非常に分かりやすい。S&P500全体では45%。セクターで今50%以上をたっもているのはテクノロジー、コンスーマー・ステープルズ、ヘルスケア, とユテリテーズで、前者のテクノロジイーを抜かせば全部デフェンシブ。


































Thursday, July 2, 2009

7月2日の 米国株式市況 Podcast

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Video Update 米国株式市況 7月2日9年





経済データでは:雇用統計, 失業率, 非農業部門雇用者数, 週平均労働時間, 平均時給, 製造業受注額,
新規失業保険申請件数,その他。

製造業受注額

Source: U.S. Census Bureau, Federal Reserve Bank of St. Louis, Briefing.com






















雇用統計

6月の雇用統計は予想以上に悪かった。失業率は9.5%と予想の9.6%を下回ったが、それでも1983年8月以来の高さまで上昇。コンセンスの見通しでは来年まで失業率がじり高するとしているので今日はビッグ・サプライズではなかったと言えるが、ストレ・ステストに使われた前提条件より高い。また、非農業部門雇用者数も単体で見ると6月は-467Kと予想-367Kを大幅に下回った。ただ、いくつかの特別要因と季調の問題もある可能性も否定できない。たとえば、この季節は学生が卒業または夏休みに入るはず。今の雇用情況では季調で完全にカバーできないのでは?また、今月政府雇用が-52Kとされているが, 短期的に雇われたセンサス調査員49Kがこの中に入っている。

それでトレンドを見るために5月と6月の平均を取ると-395K.また、第2四半期平均は-436Kで、第1四半期平均は-691K. 一ヶ月だけのデータでは改善基調が変わったとは判断出来ない。

Source: Bureau of Labor Statistics, Federal Reserve Bankf of St. Louis, Briefing.com




























Wednesday, July 1, 2009

チャート:SP500指数、10年物米国債利回り




7月1日の 米国株式市況 Podcast

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Video Update 米国株式市況 7月1日9年






今日は:(GIS)ジェネラル・ミルズ、(STZ)コンステレイシオン・ブランズ、(KFT)クラフト、(KO)コカ・コーラ、(PG)プロクター・アンド・ギャンベル、その他。

経済データでは:ADP民間雇用者、チャレンジャー企業人員削減数、中古住宅販売成約指数、建設支出、ISM製造業景気指数。

建設支出

Source: Census Bureau, Briefing.com








中古住宅販売成約指数

中古住宅販売成約指数。5月は+0.1%対予想+0.0%で、これで前月比ベースで4ヶ月連続で上昇。前年同月比は+6.7%で、3ヶ月上げています。

Source: NAR


ISM製造業景気指数

ISM製造業景気指数。6月は44.8対予想44.9。50をまだ下回っていますが、6ヶ月連続で上昇で、去年8月のレベルまで戻して来ました。これで41.2を二ヶ月上回り、経済全体が拡大し始めている事を示唆しています。生産は52.5と、10ヶ月ぶりに拡大。在庫は30.8と引きつずきまだ調整局面ですが、入荷遅延が50.6と言う事はそれも終りに近いと思われます。しいて言えば新規受注が49.2へ前月の51.1から下がった事が気になりますが。

Source: ISM, Briefing.com












ADP民間雇用者数、チャレンジャー企業人員削減数

ADP民間雇用者数。6月は-473Kと、予想の-394Kを大幅に下回ったが、過去2ヶ月分を上方修正。それなので、四半期ベースで見ると予想範囲内となり、第一四半期平均の-681Kに対し、第二四半期は-492Kと少しずつ改善しているストーリーは変わらず。

チャレンジャー企業人員削減数。6月は -74,393人と、前月比ベースで-33.1%で5ヶ月連続で低下。月間で見ると昨年3月以来の低さ。前年同期比でも-9.0%で、2008年2月以来初めて下がった。


Source: ADP, Challenger Grey Christmas.





Tuesday, June 30, 2009

チャート・ポイント:SPX


チャート:SP500指数、10年物米国債利回り




6月30日の 米国株式市況 Podcast

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Video Update 米国株式市況 6月30日9年





今日は: PPIP, (GLW)コーンイング, その他。

経済データでは:S&P/ケース・シラー住宅価格指数、シカゴ地区購買部協会景気指数、コンファレンス・ボード消費者信頼感指数。

PPIP: 明日正式発表?

今日CNBCのCharlie Gasparinoが遅れていたPPIPを米財務省が水曜日か木曜日に発表すると番組の中で話していました。当初より規模はかなり小さくなっているようで、9社がinvestment manager として選ばれた模様。そのなかには、Wilber Ross, GE Capital/Angelo Gordon Co. などが含まれる。













コンファレンス・ボード消費者信頼感指数

コンファレンス・ボード消費者信頼感指数。6月は49.3と予想の55.1を大きく下回って、4ヶ月ぶりに下がりました。現況指数は24.8対前月29.7、期待指数は65.5対前月71.5。背景は雇用とビジネス環境の悪化。 (注:一番下の期待指数の正しい変化は-6で、+21.3ではないです。)

今日はこれで騒ぎましたが、先週26日に出たミシガン大学消費者マインド指数6月分は70.8。速報から上昇修正され、4ヶ月連続で改善していましたし、このような指数と実際の消費行動の相関は必ずしも高くないです、特に短期では。


Source: The Conference Board, Market Harmonics.












シカゴ地区購買部協会景気指数

シカゴ地区購買部協会景気指数。6月は39.9と予想の38.5を上回ったが、この地区の製造業は他の地区や全米のデータと比べると戻りがまだ鈍い。やはり自動車産業の影響が大きい。最悪期を抜けたものの、ボックス園内で推移している。


Source: Kingsbury Int'l, Institute for Supply Management Chicago, Briefing.com




S&P/ケース・シラー住宅価格指数

S&P/ケース・シラー住宅価格指数。4月は20都市圏で前年比-18.1%、前月比-0.6%。10都市圏で前年比-18.0%、前月比-0.7%。S&P社は前年同月比ベースの下に歯止めがかかり始めた可能性があると指摘するものの、判断を下すにはあと何ヶ月かのデータが必要。実際の価格は2003年半ばの水準まで下げ、ピークからー32.6%。

Source: S&P社












Monday, June 29, 2009

チャート・ポイント:SPX




チャート:SP500指数、10年物米国債利回り


6月29日の 米国株式市況 Podcast

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Video Update 米国株式市況 6月29日09年




今日マーケットは反発しましたが、本当にニュースが少なく、軽いwindow-dressing の一日としか言えない内容でした。 A very, very quiet day.