Friday, December 11, 2009

消費者マインド指数

12月の消費者マインド指数(速報)は3ヶ月ぶりに上昇し、予想68.8以上の73.4。これは今年最高だった9月とほぼ同じ水準です。現況指数は79.1対前月68.8で、2008年3月以来のレベル。雇用状況の改善を反映しているとされている。期待指数は69.7対前月66.5。


企業在庫

10月の企業在庫は+0.2%対予想-0.2%で、14ヶ月ぶりに上昇に転じました。売り上げは+1.1%で、5ヶ月連続で上昇。製造業在庫+0.4%, 卸売在庫+0.3%, そして小売在庫は+0.0%。売上高在庫比率は7ヶ月低下して1.30。去年の8月の水準まで戻りました。先日発表された卸売在庫は上昇し始めていましたが、企業全体の在庫調整が終わり始めたサインですね。もちろん、今ままでのデータで見る限り、非耐久財の在庫調整が先に完了したようで、耐久財はもう少し時間が必要のようですが、こちらも近いうちに終わるでしょう。

これからは在庫積み増しがしばらく景気の原動力となりますが、ポイントは最終需要拡大とやはり継続性ですね。





小売売上高

11月の小売売上高は予想+0.6%を大幅に上回る+1.2%で、2ヶ月上昇。除く自動車も予想+0.4%より高い+1.2%で、上昇率は今年1月以来の水準。過去2ヶ月は修正され: 10月 +1.4% => +1.1%, 9月 -2.3% => -2.0%。今月は幅広い項目で売り上げが伸びた。また、ガソリンと自動車を除いても+0.6%で、4ヶ月上昇している。なかなか強い数字で、懸念されていた個人消費の長期低迷論がとりあえず後退。もちろん、季節的なインパクトがあるので、12月以降の継続性が注目されます。これをベースに、今日Q4 GDP予想を4.0%台に引き上げたエコノミストいたようです。




Thursday, December 10, 2009

貿易収支

10月の貿易赤字は予想-$36.8Bを下回る-$32.9B(前月比-7.6%)。輸出は$136.8B(+2.6%)で6ヶ月上昇、輸入は$169.8(+0.4%)。貿易赤字幅縮小の大部分は原油輸入の低下からで、量と価格が共に下がった内容でした。




新規失業保険申請件数

12月 5日で終わった週の新規失業保険申請件数は予想455Kを上回る 474K(+17K)で、6週間ぶりに上昇。今回の上昇は11月下旬の休日(感謝祭)の影響が大きい。前週は変わらずでしたが、2週間前の件数は+1K修正された。また、4週間移動平均は47万3750人 と、14週間連続で低下し、昨年9月以来の水準に届いた。




Wednesday, December 9, 2009

卸売在庫

10月の卸売在庫は予想-0.5%を大幅に上回り、+0.3%。14ヶ月ぶりに上昇。売上げは+1.2%と6ヶ月連続で上がっているので、企業が在庫取り崩しから積み増しに転じた兆しが見えた感じです。特に、先週金曜日に発表された製造業受注の中でも、やはり在庫が14ヶ月ぶりに上昇していました。今日の詳細を見ると在庫積み増しされているのは非耐久財(+1.5%)で、耐久財は(-0.4%)だったが、これは今年で一番少ない下落率だった。

売上高在庫比率は1.16まで低下し、これも今年最低水準まで回復。卸売在庫は企業在庫の約25%に当たる。

注意しておくべき点は、ISM 製造業景気指数やISM非製造業景気指数の中ではまだ在庫調整は続いていることで、卸売業界以外ではまだ在庫積み増資まで至っていないようです。