Tuesday, September 29, 2009

家計部門

家計部門の財政環境はゆっくりと改善し始め、9月17日に発表された連銀の第二四半期Flow of Funds Statementによるとnet worth(自己資本) は7四半期ぶりに増加し,$53.1兆まで戻た。内容的にはつずく債務の縮小と増加に転じた資産評価。

下のチャートはネド・デイビス社からですが、実は以前にも家計部門のdeleveragingが7年間(1987~1994年)ありました。その間、1990-1991に景気後退期がありましたが、家計部門のdeleveragingはその後の景気回復の中、一気に進みました。
今回も同じようなことが起こっていますが、前回との違いは債務の高さと債務返済比率。確かに債務は$14.1兆と巨額で債務返済比率もまだ高いです。でも一番大事なのは雇用と可処分所得の増加で、それが早く、また、多ければ多いほどdeleveragingのプロセスが終わりにちかずくのではないでしょうか。Its all about employment growthですね。



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