Friday, October 2, 2009

雇用統計

9月の雇用統計。まず、失業率は9.8%で予想通りでしたが、1983年以来の水準。非農業部門雇用者数は予想 -175Kを上回る下げ幅で -263K。3ヶ月ぶりに改善せず、そして過去2ヶ月分が修正された。8月 -216K => -201K、7月 -276K => -304K 。四半期ベースの平均は改善基調を保ち: Q3 -256K、Q2 -428K、Q1 -691K。あと、目に付くのはテンプ雇用はまだ増えてないものの、この3ヶ月で相当落ち着いて来たポイントです。

週平均労働時間は33.0(-0.1)で、予想33.1を下回った。この数字は底を打ったものの、7ヶ月間横ばい状況がつずいています。ベーア派のエコノミストは景気回復局面には入っても、企業は雇用をあまり増やさず、労働時間を引き上げてしばらく対応すると見ています。週平均時給は $18.67(前月比+0.1%、前年同月比 +2.5%)で、予想 (+0.2% +2.6%)より少し低かった。これも、個人消費の観点からはもう少し上昇を確認したいところです。

1ヶ月のデータでは労働市場の安定化トレンドが変わったと言えないので、とりあえずは単なる数字のぶれと見ています。また、新規失業保険申請件数の流れを見れば、非農業部門雇用者数の予想は少しアグレッシブ過ぎた様にも思えます。7月に6月の弱い雇用統計発表された時はかなりマーケット・インパクトがありましたが、今回はもっと落ち着いてましたね。


Source: U.S. Dept of Labor, Federal Reserve Bank of St. Louis







No comments:

Post a Comment